ロンドンから

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まなりやのワークショップと展示会が紹介されました。

2022年12月16日~20日までアートギャラリーまなりやで開催された、『モノとモノガタリ展』がストーリーテリングをテーマにしたオンラインマガジンSoanyway Magazineの特別増刊号に紹介、掲載されました。

《田房夏波 – モノとモノガタリ展
Storytelling with Objectsは、2022年12月に日本のアートギャラリーまなりやで、エクスペリエンスデザイナー兼リサーチャーの田房夏波が企画したワークショップと展覧会です。ワークショップでは、さまざまな日用品をきっかけに、70代から90代の11人の参加者から物語を引き出した。その結果、元鍼灸院だったギャラリーで、11のオブジェと11のアート作品が展示されることになりました。
田房は、このプロジェクトのコンセプトをこう説明する。 「私たちの生活を支えている日用品は、単にモノとして存在しているわけではありません。それらは、物語を運ぶメディアとしても機能します。」ワークショップでは、11人の参加者の語りを引き出すために、さまざまな日用品を触媒として使用しました。参加者は用意された日用品の中から好きなものを一つ選び、選んだモノにまつわる思い出をアート作品にしました。例えば、ある人はバッグを選び、花屋で働いたときの楽しい思い出を発表しました。田房は、身の回りのモノを見る目を変え、生活者と日用品の関係を再構築することに取り組んでいる。陶芸、織物、木工などの伝統工芸を使った体験の開発に力を入れています。「グローバル化の中で、地域の文化が失われつつある」と指摘する田房は、伝統工芸品、特に生産地の気候風土でしか作れない、生産地ならではの工芸品の性質を活用している。そのようなものは、長年にわたって使い手が存在し、作り手も伝統的な技法を受け継いできた。このように、モノにはさまざまな物語を秘めた豊かな可能性があり、メディアとして優れた可能性を持っています。
田房は、「デザイン、アート、ビジネスの交差点で社会的実践を続け、より多くの人が社会の中で「モノを介して語る」機会に出会えるようにしたい 」と語っています。今回のワークショップと展覧会では、アート、製品、消費者、自然、社会との関係を切り開く創造的かつ戦略的なアプローチを組み合わせることで、社会的実践としてのストーリーテリングが、思考分野、個人と集団の記憶、メディアとしてのモノの目的と機能、日常生活の一部としての楽しみ方との相互作用を生み出していく様子を探りました。》

もとの記事(英語)はこちら。
https://www.soanywaymagazine.org/issue-fourteen

今年の春はボタンの花が二つも咲きました。うれしい便りは大歓迎です。四方八方から届いてほしいですね。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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