憎まれ口
憎まれ口
2021年9月19日
オープンして驚いたことは、お花やお菓子の差し入れなど、お祝いをたくさんいただいたことです。ひねくれものの私などは『どうしてこんなことをするのだろう』と考えます。
そうしなければ義理が果たせない、とでも考えるのだろうかと。そうだとすれば、よほど重苦しい常識やしがらみの中で生きておられるのだろうと、同情の念を禁じえません。
すでに死語となった言葉に(真っ当な)というのがありました。真っ当な生き方、などと昭和の時代にはよく使われていました。お天道さまに真っすぐつながっているかのような、腹の底に響く力強い言葉で、子供心に、先祖代々受け継がれてきた家訓のように受け止めたものです。
今ここで、この言葉を使うことには否定的なご意見が圧倒的に多数だろうと想像しつつ、それでも以下の憎まれ口を書かずにおれない心情をご理解いただければと思います。
あー美味しかったとお腹をさすりながら、食事の用意なんかいらなかったのに、と言っているようなもので、食ってから言うなとお叱りを受けるに違いありませんが。こいつは、そういうタチの人間に育ってしまったので仕方があるまい、ということでお許しいただければと、都合のいいことを考えているわけです。
物珍しいものを見かけたり、知り合いが新規に商売を始めたり、すなわち『アートギャラリーまなりや』などと不審なことを始めた時にとるべき(真っ当な)行動は、猫の行動を観察すれば解ります。
何も持たず、ぶらっと出かけてぶらっと帰る、です。
アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。
By manariya
2021年9月19日
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