季節の移ろい

季節の移ろい

ギシギシというキラキラネーム

散歩中、道端に伸び出ている背丈の高い草の葉先や種子を、ちぎって手のひらで丸めたり、もんだり、あるいは投げ捨てたりしたことのある人は少なくないでしょう。草花にとって、それは必ずしも迷惑な話ではなく、有益な行為なのかもしれません。風媒花・虫媒花・人媒花ということになるのでしょう。

いつものように、腰の高さにまで伸びたギシギシの穂先を、指でしごいて投げ捨てながら歩いていた時です。ふと、ギシギシという不思議なネーミングは、穂をしごきとるときの音に由来するのではないかと考えたのでした。

去年、冬のあぜ道で力強く葉を広げるギシギシを6号の油彩画にしたのですが、名前の響きが不思議で、どうしてこんな名前がついたのか理解できなかったのです。

独自解釈とはいえ、なんとなく得心してすっきりです。

水を引き込んだ田植え前の水田を背景に一枚写しました。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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