柿の木は死なず

柿の木は死なず

ギャラリーに柿の木を移設して半年以上たちました。切り株も一段深く切り詰めて土の中に埋め戻していました。
柿の木が植わっていたところはさっぱりして、狭いながらもこの空間には、これから先どんな草花を植えるのが良いか、などとスタッフの坂本さんと思案していたのです。

ところが、11月20日の小春日和の日差しの中で、アメジストセージの花陰に柿の新芽を発見したのです。
切り株から30センチも離れたところですから、まさかこんなところで新しい命をつないでいるとは思いもかけないことでした。おそらく接ぎ木の台になった渋柿の芽だと思います。

改めて、生命力に感動しました。映画や小説でも《生きる》をテーマにしたものが少なくないですが、当然でしょうね。無条件で感動しますから。

甘いか?渋いか?まったく分かりませんが、しばらく見守ることに意見は一致しました。



アートギャラリー まなりや
大阪府枚方市。京阪本線 牧野駅から徒歩3分のアートギャラリー。

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